BORO

BORO―つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化

BORO―つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化

寒冷地の青森県、藩政時代には農民が木綿を着用することは禁じられていました。
農民たちは麻布を何枚も重ねて着用し、穴があけば繕い、ときには四世代にわたって布を再生し、利用しました。
女性たちは、何を思いながら、縫ったのでしょう。
雪国、身を寄せ合って生きた人々を思いながら、読んでください。
この、寡黙な美しさ。
期せずして、「ぼろ」は、すばらしい芸術作品になっています。